十王岩・朱垂木やぐら

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天園ハイキングコースの途中に十王岩と呼ばれる岩がある。
岩の表面に三つ、中央に血盆菩薩、左右に如意輪観音と閻魔十王が彫られている。
しかし今は風化でわずかに輪郭を留めるのみである。
昔、十王岩が哀しげが声を出して泣くので人々に恐れられたという。
この十王岩の真下にあたる部分にやぐら群があるが、このやぐら群の中央にあるのが朱垂木(しゅたるぎ)やぐらだ。
このやぐらは納骨穴がなく、内部構造や門扉などが仏殿様式になっているため、やぐら全体に対する仏殿だったという見方が強い。
羨道の天井部が奥から外に向かって低く傾斜していて、玄室が木造法華堂を模しており、それが垂木(軒先)の形状を呈している上に、ほぼ4センチ間隔の平行線がベンガラで朱色に塗られており、その間が白く塗られている。
名前はその「朱色の垂木」に由来している。

見応えのある百八やぐらを後にする。
天園ハイキングコースをそのまま建長寺の方へ。
すぐに鷲峰山の弘法大師像がある。
そのまま進むと左に倒れた石柱がある。その右側が十王岩、そして左に折れる道を行けば朱垂木やぐら群である。
この十王岩からの眺めは神奈川景勝50選に選ばれる程の眺めであるが私は上までは登らなかった。
「十王」の写真のみを撮って朱垂木やぐら群へ。十王岩からはすぐだ。坂を下りて左側にある。
垂木の模様がある珍しいやぐらで、鎌倉では唯一彩色を良く残したやぐらである。
また内部側面左には位牌が彫られている
奥壁の中央には蓮弁形が浮き彫りにされ、唐草模様の墨線が残されており、全面には仏像を安置した壇がある。


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